よくある誤解、HDDが原因説
①ゲーム中にHDD書き込みは有りえない
パソコンで動くソフトは、メモリに展開されて、CPUが処理します。
ゲームなど3D処理のゲームは一部をグラフィックチップが処理します。
ハードディスクやSSDの書き込みが起こるのは、保存されるタイミングだけです。
タルコフ や VALORANTでディスクスコアをチェックしてもゲーム中は殆ど動きません。
デシンクやラグの原因はディスクの速度ではありません。
殆どの場合が、
・PCのスペック不足
特にメモリー不足だと、HDDの書き込みが起こりパフォーマンスが低下します。
グラボやCPUが処理できない場合も、ラグくなったり、デシンクが起こることもあります。
・回線速度
時間帯などによって回線速度が遅くなるタイミング、突発的なスパイクで回線が途切れたりするとゲームがトラブりやすいです。
・サーバーとの回線相性
通常の回線速度を測って、それは速度を測るポイントとの時間をベースにしてます。ゲームによってはサーバーと距離が遠くPINGトラブルなど起きやすくなります。
・プログラムのバグ
最近のタルコフのデシンクはバグだと思われます。
②HDDの書き込み速度・読み込み速度
廉価モデル:Western Digital WD80EAZZ
容量:8TB
キャッシュ:128MB
回転数:5649rpm
価格:14,698円(8/3 Amazon.co.jpの価格)
スペック的には控えめです。
一般的に良く使われるディスク速度のベンチマークソフト「CrystalDiskMark」のスコアです。
読み込みも 書き込みも 200MB/sを超えています。
これは単位がMB:メガバイトです。回線速度でよく使われるビットの1/8の数字になってます。
なので回線速度とイメージしやすい数字にすると
200MB/sは、1600Mbps となります。
どうです?あなたの内の回線速度とどっちが早いですか?
ウェスタンデジタルの青ラベル製品は廉価モデルです。
この上には赤ラベル(RED)、ブラック(ゲーミングモデル)とあります。
古いプログラムではディスクの書き込みが最適化されてない場合があります。
ベータ版のゲームやリリース直後のゲームなどは、確かにディスクIOの最適化不足でHDDが問題になることが稀にあります。
でも、VALORANT・APEX・Escape from Tarkovなどの何年も運用されているゲームではありえません。
もちろんSDDの方が全ての面でゲームをインストールするのに最適です。
ただ、真剣に問題解決する人に間違った情報を指摘するのは間違っていると思います。
殆どが PCスペック(CPU・メモリ・グラボ) か 回線速度・安定性 どちらかの問題です。
HDDヘイトを貰わないためにも、SSDは500GBとケチらず、1TB〜2TBとゲームをインストールできる容量を選びましょう。
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