新しいマウスパッドを買うと厭な臭いがするものがあります。
マウスパッドの臭さの原因(2つ)
・ボンドの匂い
表面の布 と 裏面のゴム素材 を張り付けるときの接着剤の匂い
・ゴム素材の匂い
最近は石油製品のゴムが多いですが、安定性を高めるために天然ゴムの含有量が多い場合があります。
天然ゴムは、合成ゴムよりもグリップ力が高いです。スニーカーでも、ソールに天然ゴムを使ったものが今でも多いです。地下足袋やボクシングシューズ・レスリングシューズなどにも使われています。
ただし、天然ゴムは製造過程で硫黄化合物を使います。嫌な臭いの原因はこの 硫黄 です。
匂いの特徴
ボンドの匂いは、揮発性が高いので、2日〜3日で自然に抜けていきます。
ゴム自体の匂いも、揮発性は高いのですが、接着剤よりは長いです。
それでも通常は4日~5日で落ちます。
天然ゴムと石油ゴムの合成割合に寄ります。
天然ゴムの割合が多く、裏地が厚いものだと、臭いが1週間以上残る場合があります。
新品マウスパッドの匂いの落とし方
間違った方法
新品が嫌な臭いがするので、すぐに 丸洗い・水洗い する人がいます。これは間違いです。
マウスパッドの汚れは優しく洗うように解説されますが、洗うことでマウスパッドの寿命は縮みます。新品を洗っちゃうのは勿体ないですし、そもそも匂いの性質的に洗って落ちるタイプの新生ではありません。
洗った人の感想に、「洗った直後はゴム臭かったが、乾燥してるうちに匂いがとれた」と言っています。
これで洗っていい。洗ったら匂いがとれると勘違いしてる人が多いのですが、これは 乾燥したから匂いがとれた のです。洗っても 硫黄も ボンドも 取れません。
マウスパッドの匂い除去は 乾燥 です。
換気した部屋で陰干しすれば臭いはい自然に落ちていきます。
ゴム臭さが特にひどい場合は、ひっくり返して放置するのも効果的です。
ボンドだとひっくり返しても逆効果ですが、ゴム臭さはほぼ裏面の発砲ゴム素材なのでひっくり返して空気に当ててやれば匂いがとれます。
巻き癖があったらできませんが。
マウスパッドの匂いレビュー
SteelSeries QcK Heavy
このマウスパッド 6mmと極厚で、裏のゴムがかなりしっかりして重さがあります。なので巻き癖が気にならないです。しかも、ニオイもほとんどありません。鼻を近づけなければ、無臭ってレベルです。
これはおそらくQcKは、天然ゴムでグリップ力を出すのではなく、マウスパッドの重量で安定性を増すデザインだからだと思います。
Pulsar Gaming Gears eSports仕様 ゲーミングマウスパッド 正方形 50cm x 50cm ParaControl V2
パルサーのパラコントロール V2。厚さ4mmと厚さも十分
少しゴム臭あるかな?ないかな?ってくらい微妙なレベル。
ただ、巻き癖が少しあったので、数日放置してから使いました。
匂いが気になったマウスパッド
逆に臭いが気になって、すぐ使う気にならなかったものです。もちろん数日放置で臭いは気にならなくなってます。
EsportsTiger GRANDMASTER
厚さ4mmです。ただ、この商品の裏面はゴムではなく、ウレタン素材です。ウレタンの匂いはゴムより取りやすく、簡単に揮発してくれます。ボンドの匂いに近いです。気になる人は、裏面をドライヤーで少し温めるか、高温はNGです。40℃〜50℃くらいにしましょう。
Logicool G640s・G740TH
かなり嫌な臭いがしますが、ゴム臭ではなく、ビニールやボンドの匂いだと思われます。
匂いについて指摘の多いマウスパッドですが、いわゆるゴム臭さではないです。簡単に揮発するので、3日くらい放置すれば気にならなくなります。
まとめ
こうやって、改めてまとめると、最近のマウスでゴム臭いってことは無くて、ほとんどがボンドなどの揮発性の匂いが主です。マウスパッドは大手以外も参入が激しいので、今でもゴム臭のある底材を使ってる場合がありますが、怒りに任せて洗わずに、数日間放置してみてください。
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