ゲーミングデバイスは、高いです。この3年くらいで、有線デバイスよりも、ワイヤレスの方が優れていることがわかってきました。というか地位が逆転してます。ただ、無線デバイスは高いので、なるべく長く使いたい。ヘッドセットも壊れやすい、劣化しやすいので長く使うコツについてまとめます。
ヘッドセット故障の原因ランキング
1位 イヤーパッドの劣化
・イヤーパッドの劣化の原因と対策について
2位 接点の劣化、接触不良
・接点不良の原因と対策について
3位 断線・バッテリー切れ
1,イヤーパッドがボロボロになる
この記事で解説するメインがこれです。
ヘッドセットが避けて通れないイヤーパッドの劣化。
イヤーパッドはほとんどがPUレザーという合皮です。
ゲーミングチェアなども一緒ですが、
このPUレザーが厄介で、一般的に寿命が2年くらいと言われています。
使用状況次第なのですが、水に弱い素材です。加水分解しやすいという特徴もあります。
PUレザーは、合皮の靴・ゲーミングチェアー・ソファーなどいろいろな場所で使われていますが、
靴は水にぬれるとすぐにはがれるし、
椅子も座ってる時間が長いと、表面のビニールが捲れてきちゃいます。
ヘッドセットも同じです。
耳は汗が多く出ます。必然的に劣化も早くなります。これは避けようがありません。
逆に、ソファーなど1日に2時間~3時間しか使わない部分だと、10年近く持ったりする丈夫な素材です。
対策その①、イヤーパッドが布製の物を選ぶ
画像引用:Amazon「Logicool G ワイヤレス ゲーミングヘッドセット G535」
SteelSeries Arctis 7P+
Razerなどは、耳に当たる部分が布、サイド部分が合皮と縫い合わせています。ただ、これだとPUレザーの部分が剥がれちゃうと思うのでお勧めしません。
対策その②、イヤーパッド単品の予備を買っておく
イヤーパッドは実はツメ4か所くらいで止まっているだけで、結構簡単に交換できます。純正は売られてないので、他社の物を買っておくといいです。イヤーパッドが壊れる時期、発売から2年もたつと、新しいモデルに切り替わっています。そうすると、交換用のイヤーパッドがなくなったり、あっても高かったりします。合皮のイヤーパッドなら、最初から劣化前提で予備を1個か2個買っておくのがお薦めです。最初から布に代えちゃうのもありです。
Sennheizer・EPOSなどの2万~3万するヘッドセットは、特に交換用イヤーパッド準備しておいた方が安心です。
2,接触が悪くなる
片方しか聞こえないとか、コネクタをいじらないと聞こえない。
ほとんどの場合、接点復活スプレーでなおります。
断線してなければ、ほとんどこれでなおります。錆などが出ちゃってる場合は、ピカールとか、激落ちくんで磨くとなおります。
激落ち君でコネクタを磨く時は、水でやっちゃダメです。接点復活剤のような、導電性のあるオイルで磨いてください。そうしないと錆をよりひどくしちゃいます。
3,電源が入らなくなる。断線する。
この場合は、交換したほうがいいでしょう。ヘッドセットの修理は結構大変です。
左右の耳で別々のパーツになっていて、どっちで断線してるかテスターでチェックして、半田付け修理が必要です。
しかも、ほとんどのヘッドセットが、分解を前提に作られていません。ネジを外して分解するものではなく、固いツメ や 頑丈な両面テープで接着されています。
スマホの液晶交換やバッテリー交換をイメージしたらわかると思います。
スマホよりもパーツは大きいので、その点は楽ですが、ヘッドセットは曲線が多く
こういうヘラなどで抉って分解するのですが、曲線が多く、爪の場所もわかり難いので、ツメを折らずに分解するのは難しです。
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