FPSエイム研究所

FPSゲームの解説ブログを運営しています。2023年は、RUST・APEX・VALORANT・タルコフをメインでやっていきます。

VCTの賞金額 (ZETAの獲得額と選手給与の試算)


ZETA DIVISION が VCT2022 Masters #1 Reykjavik で活躍中です。
関連して、ゼータが獲得する賞金額について気になる人が多いようなのでここでブログに書いておきます。
これからプロゲーマーを目指す人の参考になると嬉しいです。

VCTの仕組み

VCTとは、VALORANT Champions Tour の略です。
VCTの簡単なルールですが、2回の国内予選を VCT Challengersと言います。
チャレンジャーズは世界中の地域で行われ、地域代表を選出する位置づけです。

チャレンジャーを勝ち抜いたチームを集めて世界大会を2回行います。
今まさに ZETA DIVISION が活躍している VCT Mastersです。

そして、ChallengersとMastersの成績上位を集めた大会を年末に行い その年のチャンピオンを決めます。その大会がVCT Championsです。

Challengers・Masters・Championsの賞金まとめ

VCT Challengers JAPANの賞金額

2023年 VALORANT Challengers 2023:Japan Split 1 の賞金額
賞金総額:500万円
 1位  200万円
 2位  125万円
 3位   75万円
 4位   40万円
 5位6位 20万円
 7位8位 10万円
これが Split1・Split2 と2回行われる。
参考資料:RIOT公式HP VALORANT CHALLENGERS JAPAN 2023 Split1 エントリー要項

国内のゲーム競技シーンとしてはかなり大きなものになってます。
LOL・シャドバのほうが多いですし、個人競技の格ゲーのほうが夢がある額です。
しかし、3年目のゲームとしては、すさまじい速度で市場規模が大きくなってますね。
Overwatchリーグのようにバブル状態にせず、堅実に育てていってほしいです。

ZETAの当時の賞金を知りためにも過去の情報として残しておきます。

日本国内の大会の賞金額は、昨年2021年 VCT チャレンジャーズから同じ額です。

 1位 100万円
 2位  50万円
 3位  20万円
 4位  10万円
 5位   5万円

これは各チームへの配分です。
殆どのプロゲーミングチームが、賞金は選手で分配する契約です。
サブ選手の場合は出場回数で係数がけされる契約が多いようです。

VALORANTは日本国内では、APEXと並ぶ人気のFPSゲームになっていて、競技シーンの盛り上がっています。
海外では、APEXの人気は殆ど無く、人数の少ないバトロワで戦略性が少なく、運要素が高いので競技シーンでは盛り上がりがほぼありません。
VALORANTは、それに対しまだまだ盛り上がる余地があり、遅れていた中国も参戦。韓国の大手eスポーツチームもVALORANTへの参加を表明し、チームを作っていると報道されています。

VCT Masters の 賞金額

マスターズは、2021年 2回 (アイスランド レイキャビク 、ドイツ ベルリン)、2022年 も2回行われる予定です。その1回目が今行われている VCT2022 Masters #1 Reykjavikです。

賞金総額は $600,0000 〜 $700,000 です。
ここでは今行われている 大会の賞金を詳しく書いておいきます。

VCT2022 Masters #1 Reykjavik の賞金総額 $675,000 (約8700万円)
 1位 $200,000 (約2600万円)
 2位 $120,000 (約1550万円)
 3位   $85,000 (約1100万円)
 4位   $65,000  (約850万円)
賞金額を日本円に換算するのに使用したレートは、1ドル129円 です。
ZETA DIVISION は4位以上は確定している状況です。

VCT Champions の 賞金額

今年 開催予定のチャンピオンズの賞金額についてはまだ発表されていません。
ここでは、去年行われた VCT2021 Champions の賞金額を記載します。
Dota2のようにスキンの販売額が加算されるため、大会後じゃないと分からない仕組みです。

VCT2021 CHAMPIONS は賞金増額 1,000,000 (100万ドル、約1億3000万)
 1位   $350,000 (約4500万円)
 2位   $150,000 (約1950万円)
 3・4位   $90,000 (約1150万円)
去年までは通常のトーナメント (シングルエリミ) だったため、3位と4位は同じでした。
今年はダブルエリミのトーナメントとなったため、3位と4位の賞金額には差が付くでしょう。

2022年 ZETA の獲得賞金額と給料試算

既に国内100万、今のマスターズで850万円が確定している状況です。
既に1000万、選手・コーチで分けても1人150万くらい。
企業のボーナスとしても十分な額ですね。
もちろんプロゲーマーの主な収益はチームから支払われる給与です。
ZETAほどのチームなら大卒初任給に2倍〜5倍はもらっているでしょう。
これはスポンサー収入で賄われます。

今のZETAは国内では圧勝が続くと想定でき、
国内賞金100万円と、
MASTERSは最下位でも $25,000 (約320万)、CHAMPIONS も最下位でもマスターズ以上には貰えるでしょう。
おそらく今年のZETAの選手は 1000万円以上の年収になると思われます。
これが20歳前後で手に入るのですから、プロゲーマーは十分に夢のある仕事だと言えます。

VALORANTがまだ浸透してない韓国でも日本の5倍
NA や EMEA(EU) では、地域大会で日本の10倍の賞金総額になっていることを最後に付け加えておきます。
バイトして夢をかける価値のある仕事だと私は思います。

ヴァロはLOLで実績のあるRiotのゲーム

VALORANTは、既に League of Legends (LOL) で実績のあるRiot社のゲームです。
LOLは、13年も続くビックタイトルです。世界大会も12年連続して行われ、今なお高い人気を誇るゲームです。EU、北米、中国、韓国とeスポーツ先進国で広く楽しませているタイトルです。
FPSゲームは、新タイトルが出るとプレイヤーが移動する性質がありますが、Riotが運営するVALORANTなら息の長い競技シーンとなる可能性もあり得ます。

選手引退後も配信者として夢がつながる

プロ競技者でもトップレベルになるとかなり夢のある仕事です。
今のプロゲーマーは引退後も夢があります。
トップストリーマーの月収は数百万にも上ります。
視聴者が3桁の配信者なら、会社員の給料を超えてきます。

もちろん、プロゲーマーも配信者も最低保証の無い仕事です。
チームとプロ契約できなければ、収入0です。
配信者も 視聴者が100人未満ですと、大卒初任給にも満たない広告収益です。
女性顔出し配信などで高額投げ銭してくれるリスナーがいれば別です。
このように夢は有りますが、保障が無いことをしっかり考えて取り組んでみてください。

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