オンラインゲームでよく起こるラグについて解説します。
「ラグい」、FPSゲームをやっていると致命的なトラブルです。しかも、何が原因で起こるかよく分からない。解決方法もよく分からない。
今回は、そんな悩ましいラグ(lagging)について説明します。
ラグの意味と症状
ラグは、遅延のことです。厳密にはタイムラグ(delay time)を指します。コンピューター用語では、命令を入力してから、反映されるまでの遅延時間のことです。
FPSゲームでも同じで、表示が遅れる事を指します。
英語では、Lagging と言います。
「ラグい」は形容詞っぽい使われ方なので、英訳すると Lagy が当てはまりそうです。
FPSゲームでラグの症状は、
- カクツキ
- 画面飛び
- 表示遅れ
酷い場合だと、エイムした瞬間に敵がワープしたりします。
これは、敵の操作するキャラの移動コマンドが、サーバーで処理され、自分のPCで表示されるまでラグがあるために発生します。
ラグの起こる原因と調べ方
ネットワーク回線
多くの場合、ラグの原因はPING値です。Gbpsなどの回線速度が注目されますが、一番の原因はPINGです。
もちろん、時間帯で混んでいたり、データ通信速度が問題になる場合もあります。
PCスペック
CPU、グラボ、メモリのスペックが足りない場合です。この場合は、カクカクに見えたりします。
ソフトウェアトラブル(相性問題)
ウィルスソフトなどはオンラインゲームでは安全上は必須ですが、ゲームとの相性は悩ましい問題です。
ラグの改善方法
ボトルネック(原因)の特定方法と解決のやり方です。ゲーム内でFPSとPINGを表示する
これで大まかに切り分けられます。PINGが出ない場合
この場合は、回線トラブルが原因です。
PING値の目安は10〜20msです。これくらいなら殆どの人がラグを感じずプレイできます。
東京にサーバーがあるゲームだと地方は不利です。
東京だとping 10msでも、九州や四国だと50msなんて場合もあります。
もちろん、契約している回線でも変わってきます。
PINGが遅い場合は、サポートに電話してみましょう。改善しない場合は解約して別回線にするしかありません。
FPSが出ない場合
この場合は、PCスペック不足です。
現状のFPSの目安は
ライト層なら 144Hz
ガチ勢は 240Hz
です。
これらを目安にグラボやモニターを選んでみてください。
ゲーム内表示で分からない場合
ゲーム中に重くなるタイミングでタスクマネージャーを見てみましょう
ここでCPU負荷やメモリ負荷、温度をチェックしましょう
リソースを多く使用するタスクやサービスをメモしておきましょう
ゲーム自体のタスクが重い場合
パソコンのリソース不足の可能性が高いです。
パーツ更新するかPC買い替えするしかありません
ゲーム以外のタスクが重くなっている場合
タスクが何の物か調べましょう
相性が悪い場合があります。
ウィルスソフトであった場合、別の物に買い替えたほうが良いかもしれません。
意外とデスクトップPCが高温になり過ぎる場合もあります。
その場合は、CPUクーラーやケースファンを変えたほうがいいです。
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