FPSエイム研究所

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ティアリング (tearing screen)

ティアリングの意味

ティアリングとは、モニターの映像トラブルの種類です。
モニターのリフレッシュレートが早すぎて、PC・グラボの性能が低いと起こる障害です。
 ・画面の横に線が入ったように割れる
 ・画面が滲む(にじむ)撓む(わたむ)歪む(ゆがむ)
 ・振れの様に感じることもある

わざと素早く視点を動かし続けると、ほとんどのゲームでもこの症状が起こると思います。
それが普通にゲーム中にプレイしていても起こることをティアリングといいます。

ティアリングが起こる原因

ティアリングが発生するメカニズムは、シンプルにPC・グラボのスペック不足からです。
通常のモニターの表示する画像は一度グラボによって1枚の絵としてつくられ、画が完成したときにモニターに送信されます。
それがリフレッシュタイミングに、出力する映像が出来上がっていないと、一部がリフレッシュ前の画像となるため発生します。

これを防ぐ目的で 垂直同期 という機能があります。これは 出力映像が出来るまでリフレッシュを制限する仕組みです。ただ垂直同期を使うと 60FPS を 30FPSにするようなものなので、ゲーマーは基本オフにしています。
多少映像が乱れるリスクがあっても、PC性能とモニター性能を精いっぱい使うためです。

ティアリングと垂直同期の問題を解決するのに
nVidia社 G-SYNC 、 AMD社 FREESYNC があります。
これらは ティアリングが発生しない様に、同期タイミングを調整する機能ですが、垂直同期のような遅れが発生しない様にダイナミックに行います。

Dell S2522HG は G-SYNC と FREESYNC 両方に対応した 240hzの高速ゲーミングモニター

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