FPSエイム研究所

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【用語解説】PING(ピング、ピン)

PING(ピング、ピン)ってどういう意味?

パソコンとかのネットワーク用語で、機器間の応答時間を測定する仕組みのことです。
応答時間なので、行って返っての往復の時間です。
機器間の応答時間を測定するコマンド「PING」でもあります。
WindowでもMacでもLinuxでも使えます。
英語の発音ではgを読まない「ピン」が正しいですが、分かり易く「ピング」って言う人が多いです。

ゲーム内で使われると、
遊んでいるサーバーに一定量のデータを送って、
返答が帰ってくるまでの時間を指します。
単位はミリ秒(ms)が使われます

使用例)PINGが「20」以下の日本サーバーは快適。B国鯖に飛ばされるとPING「60」超えてラグくてゲームにならない

個人差ありますが、10ms単位で感じ方が変わってきます。
普段のプレイする環境から 20msもPINGが変わったら相当なラグを感じます。

分かり難い人用に追加解説

144Hzのゲーミングモニターと60Hzの通常モニターの表示の差、約9.7msです。
240Hzと144Hzでは、約2.8msです。
10ミリ秒のラグが無くなると、そうとうヌルヌル表示ですよね。

回線速度とPING応答速度の違い

「パケロスの解説」記事でも書きましたが、必ずしも一般的に言う早い回線がゲームや配信に最適という訳ではありません。
パケロス記事では、安定性も重要な要素だと解説しました。
PING応答ではまた別の視点で、回線速度について説明します。

回線速度を計測するサイトでは、計測サーバーに1秒間に届けられるデータのサイズを測定します。
Mbpsは、秒間に送れるビットサイズの単位です。
実際のゲーム上でレスポンスに表示されるのは、ミリ秒という時間の単位です。
感の言い方はお分かりですね。一般的に早いって言う計測は、単位がサイズなんです。

水道管をイメージしたら分かりやすいです、
PINGは、一定距離を流れる時間を表すので、水の流れる速さのようなイメージです。
それに対し、一般的な回線速度は、パイプの太さ。届けられる水の量を表します。

もちろんゲームするのにある程度の回線速度は必要ですが。
500Mpbsも必要なゲームは有りませんし、配信でもそこまで必要じゃないです。
数十Mbpsあればゲームプレイにそこまで影響しません。

それよりも、ゲームのサーバーまでの距離、途中のネットワーク設備の処理能力こういった条件の方が重要になってきます。一概に早いという回線がこの点でもゲームに良い環境と言えないのはわかっていただけると嬉しいです。
現状では、この辺の仕組みを理解してる人の口コミを利用して回線を判断するしかないです。
それが自分の家の隣近所だと最高ですね。
ネット上の評判は、単なる量的な回線速度だけで判断する人が多く、パケロスに悩まされる人が多いのが残念です。

PINGよりレイテンシ

最近のゲームでは、PINGよりもレイテンシを重視する傾向にあります。
PINGはネットワークIF間でのデータ通信にかかる時間ですが、
レイテンシは、サーバー処理、ゲームクライアントの処理も含めた時間なので、
より正確にラグが表示できます。

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