FPSエイム研究所

FPSゲームの解説ブログを運営しています。2023年は、RUST・APEX・VALORANT・タルコフをメインでやっていきます。

【解説】アクチュエーションポイントって何?

メカニカルキーボードのスイッチの性能で重要なアクチュエーションポイントについて説明します。また関連技術についても説明します。「ラピッドトリガー」「ACP」

アクチュエーションポイントの意味

アクチュエーションポイント(Actuation point)キーを押し下げてスイッチがONになるポイントです。
日本語だと、「作動点」「作用点」「接点」などと呼びます。

ONになるまでの押し下げ距離で表記され標準的なメカニカルでは2.0mm程の位置にあります。

一般的に初期状態からONまでの距離ですが、キーボードのメカニカルスイッチには、リリースポイントも特徴があります。
基本的にはアクチュエーションポイントと同じ位置の場合が多いですが、リリース用の接点を別に作っているスイッチも存在し、戻りの意識が変わるため、連打するような操作の時のフィーリングに関わります。

最近だと、アクチュエーションポイントを設定ソフトで変更できるモデルが出てきています。

更新履歴:
 2024/2/16 情報を最新化。特にラピットトリガー関連。誤記修正
 2021/10/31 REALFORCE R3が発売されたので追記
 2021/10/26 初投稿

東プレ REALFORCE R2、REALFORCE R3のAPCシステム

オフィス用キーボードながら、高い耐久性、静音性、反応の良さから多くのゲーマー・配信者から愛されるリアフォ。それの最新機 R3はFPSゲームでも使えるスペックです。

APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)

APCとは、アクチュエーションポイントチェンジャー (Actuation Point Changer)の略で
アクチュレーションポイントの設定変更で4段階に変更できる機能です。

画像引用「Amazon 東プレ REALFROCE R3」ページ

リアフォR2の一部 と リアフォR3 全機種に搭載されています。

R3は4段階で設定可能、4段階 0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mm
R2は3段階で設定可能、4段階 1.5mm、2.2mm、3.0mm(旧モデル)

REALFORCE R3

ラピッドトリガーが今のゲーミングキーボードでは標準になり、
リアルフォースR3をゲームで使う人は減りました。

私も、ゲームでは GX1 を新たに買い足して使っています。
ただし、プログラミングやタイピングするのにはいまだに最強のキーボードです。
このブログも リアフォR3で書いています。


 Amazon 楽天(REALFROCE公式ストア)
 Yahooは公式ストアではないので非掲載
押下圧(スプリングの強さ)3パターン、30g・45g・キー位置によってカスタムされた偏荷重
とにかく軽いタイプ感が特徴で長時間タイピングしても疲れません。

フルサイズ(112キー)、テンキーレス(91キー) があるのもうれしい。私はテンキーレス派です。

Wooting 60HE ラピッドトリガー

2021年末ごろから話題になり、2022年から最強キーボード
これに搭載されているアクチュレーションを設定する機能が「ラピッドトリガー」
今ではゲーミングキーボードに必要不可欠


画像引用「Amazon Wooting60HE

ラピッドトリガー (Rapid Trigger)

Wootingのラピッドトリガー機能は、
・0.1mmから4.0mmまでアクチュレーションを変更可能
・キーごと全てに独自設定可能
・リリースポイント
・オンボードメモリに設定を保存(オフライン大会 プロ用)

今ではほとんどのゲーミングキーボードメーカーがこれと同等の機能を搭載している。
Logicoolだけが導入が遅れていて、LogicoolG信者だった私もついに鞍替えしました。

東プレ REALFROCE GX1

私はWooting60HEも買いましたが、今はこっちを使っています。


画像引用「Amazon 東プレ REALFROCE GX1
楽天(REALFROCE公式ストア)
 Yahooは公式ストアではないので非掲載

dual-APC搭載

ほぼラピッドトリガーです。ただ、接点変更キーボードの先駆けとして、ACPって名前を残したんだと思います。
Dualは、アクチュエーションだけでなく、リリースも変えられる。押す・戻りの双方向いう意味です。

GX1がWootingより優れている点

バネが軽い。Wootingは 40cN~60cN(50g押下圧)とかなり強いバネが使われています。
0.1mm単位で浅く設定すれば使えないことも無いのですが、
30g押下圧の軽いバネに慣れている私は Wootingだと疲れるので、GX1を使ってます

もう1つの理由が、キー配置です。
Wooting60HEは、60%サイズキーボード。ミニサイズって言われるやつです。
これにはファンクションキーが無く、機能キーと一緒に数字を押す必要があります。
これは LOLやMMOなどF1~F12に機能が割り振られているゲームをやる際にとても不便です。
Valorantだけやってる人は問題ないでしょう。

SteelSeries APEX Pro TKL の Omniスイッチ

キーボード個別に接点を変更できる。
最短 0.4mm 〜 最大3.6mmの間で、10段階に設定できます。今は、Wootingのラピッドトリガーと同レベルで設定可能です。

SteelSeries Apex Pro


 Amazon 楽天(SteelSeries公式ストア) Yahoo(家電量販店)
Yahooショッピングは、公式ストアは無いがパソコン工房・イイヤマ・K’s電気、コジマなど家電量販店、大手パソコンショップが出品していて、保障もあるのでリンクを掲載。

SteelSeriesのOmniスイッチもWootingより前からある、アクチュエーション変更できるキーボードです。
設定幅もソフトが改善されて、Wooting60HEと同じになってます。
これの最大のメリットは、無線接続できるモデルがあること

私も使っていた時がありましたが、ドライバーの更新などでトラブルが多く使うのをやめてしまいました。新しいロットなら最初からラピトリ対応しているので問題ありません。

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