"FPS用語解説"カテゴリーの記事一覧
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FPSゲームの IGL の意味
IGL(アイジーエル)とは、In Game Leader(イン ゲーム リーダー)の略です。
ゲーム内で、判断をしたり、作戦を決め、チームメンバーに指示を出す役割です。
複数人のチームで行うFPSでは、各メンバーが情報収集を行い、VCで情報伝達します。
その情報を総合的に判断し、チームを勝利に導く重要な役回りです。
バトロアFPSでも、5対5(6対6)の爆破FPSでも、競技シーンではIGLは1人必ず設置されます。
チームに寄っては、サブリーダーを配置する場合もあります。
「オーダー」「ショットコーラー」「コーラー」と読んだりもします。
3年前くらいは、オーダーが一般的でしたが、
最近はIGLって呼ぶ人がほとんどです。
プレイヤーも人間なので、IGLの役割は多岐にわたります。
- 負けが込んだ時にチームメンタルをポジティブに導くよう鼓舞したり
- メンバー間の対立意見を速やかに解決したり
- 前のめりになり過ぎていたらクールダウンを促したり、
ゲーム内で素早く決断する判断力、
全メンバーと円滑に対話できるコミュニケーション能力が求められます。
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スクリムの意味
- 練習試合
- 前哨戦
FPSでスクリムと言うと、
プロチームや練習生がフルパで行う 練習試合 のことです。
FPSゲーム以外でも、競技シーンがあるゲームでは広くスクリムと言う言葉が使われます。
英語では scrimmage(スクリメージ)と言います。スクリムは和製英語です。
英語の Scrim には別の意味があるので注意
英語圏でスクリム (Scrim) と言うと、
編み目の粗いrimには別の意味があるので注意英語でスクリム (Scrim) と言うと、・編み目の粗い生地
・(撮影などで使う) 照明の光を拡散する板
こっちの意味があるので、英語では練習試合はスクリムとは呼ばないです。
YoutubeやRedditで海外情報を探す際は注意して下さい。
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プライドファイトの意味
メリットが無い撃ち合いのこと。
利益の無い、誇りだけを掛けた戦いをプライドファイトといいます。
バトロアFPSゲームの降下地点争い (ランドマーク争い) のことを指す。
英語では「fight for pride」と言います。
参考記事「FPS用語解説 ランドマーク」
PUBG や APEX などのバトロワ系FPSゲームの競技シーンに置いて、
最初に降下し、ファームするエリアを複数のチームで争う事
競技シーンのバトロワでは序盤の戦闘はデメリットが大きいので通常は降下地点が被ったらどちらかのチームが引く場合が多い
参考記事「FPS用語解説 ファーム」
バトロワFPSでプライドファイトするデメリット
- 次のセーフゾーン(安置)への移動が遅れる
- 周囲の情報取得が遅れる
- 人数が欠けるととれる戦略の幅が減る
- 人数が欠けると次のファイトで非常に不利な撃ち合いになる
このキルポも5分の打ち合いなので不安定で、順位ポイント取れる可能性がほとんど無くなる。
フルメンバー残って、有利に試合が進めれば安全にクリーンナップ出来る可能性を捨てる行為なので、本当に文字通りプライドだけをかけた戦いになる。
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バレル (barrel) の意味
バレルとは、銃砲の主要なパーツで、細長い筒です。
役割は、火薬の爆発した圧力(燃焼ガス)を閉じ込めて、前方向の推進力として弾丸に伝える事です。
日本語だと「銃身」「銃砲身」のことです。
現代銃のバレルは、ライフリング が施されているものがほとんどです。
長さやライフリング形状で銃の精度が変わり、リコイルコントロールのし易さも変わります。
EFTなどのカスタムが豊富なFPSゲームでは、バレルの種類をカスタムすることで性能の変化も楽しめます。
関連用語「リコイルコントロールの用語解説」
ライフリング(rifling)の意味
ライフリングは、バレルに施される螺旋状の溝です。
弾丸に横方向の回転(旋回運動と言う)を加えて、直進性と高め、命中精度を上げる目的があります。
旋回運動については、野球漫画でよく描かれるジャイロボールをイメージすると分かり易いです。
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グレ、モク、フラバン、などなど。FPSゲームで重要な投擲物について解説します。
投げ物とは
相手に投げつける様な武器を総称して、「投げ物」と呼びます。
一般的には投擲武器(とうてきぶき)に分類されるものですが、FPSゲーム用語と一般用語の投擲武器だと差があります。
一般的な投擲武器だと、手裏剣やトマホーク(手投げ斧)、石なども投擲武器です。
FPSゲームの「投げもの(投擲武器)」はもう少し幅が狭い意味で使われます。
具体的にどんな投擲武器がFPSでよく実装されているか書いていきます。
簡単な仕組みや、効果、使う目的なども併せて解説します。
手りゅう弾(手榴弾)・ハンドグレネード
炸薬と信管で爆発装置を作り、その爆発力で破片を飛ばして敵にダメージを与えることを目的とした武器です。
殆どのFPSゲームで実装されています。
直撃すると、即死判定に設定されていることが多いです。
非常に強力な範囲攻撃で、しばしばAIMよりも重要視されます。
冗談ですが、チーターのアンチメタはフラググレネードだと、ゲーム公式アカウントがツイートするくらい強力な武器です。
FPSゲームでは、「グレ」と略されます。
火炎瓶(モロトフ、モロトフ・カクテル)
ガラス瓶にガソリンや灯油などの引火し易い液体を注入い、点火して投擲する武器です。
着弾すると瓶が割れて、炎が燃え広がり、敵にダメージを与える武器です。
FPSゲームの火炎瓶は、継続ダメージを与える様に設計されています。
即死させるほど強力ではないが、
石や木・壁などの遮蔽物の裏に隠れた敵を除外するのに使われます。
膠着した撃ち合いに、変化を加え、勝ち切る有用な武器です。
スタングレネード・フラッシュバン
爆発時の爆音と閃光で、相手を失明・眩暈・難聴をおこし、敵をパニックに陥らせる目的の投擲武器です。
殺傷能力は低いが、後遺症などのリスクが高いので、武装した犯罪集団の鎮圧に使用されます。
FPSゲーム内では、爆破系のチームゲイムで良く使われます。敵の拠点にラッシュして、短時間で制圧するような作戦で、突入する直前に使用します。
FPSゲームでは「フラバン」「スタン」と略されます。
スモークグレネード
強い発煙で、白い煙で相手の視界を奪う投擲武器です。
殺傷能力は低く、一般的には、ハイジャック事件などの、人質が犯人と一緒にいる場合の制圧に使用されます。主に室内などの閉鎖空間での使用を想定して作られた武器です。
FPSゲームでは、相手の視界を遮るために広く使われます。
他の投擲物と異なり、自身を隠すため足元に投擲して使う場合も多いです。
スモークグレネードを使う主な目的は
・ダウンした味方の救出
・自身のダメージの回復
・射線を遮る
重要な目的です。バトロワでは後半戦の勝敗を決めるカギにもなる重要な武器です。
実際のスモークグレネードは、屋外だと風で流され、煙も空気中に散ってしまって使い物になりません。
Escape from Tarkovといった超リアル指向のFPSゲームでは、スモークが屋内専用。屋外だと使い物にならない設定になっているゲームもあります。
FPSゲームでは、「モク」と略されます。
催涙弾(CN、CS)
催涙ガスを噴射する投擲武器です。
殺傷能力は低く、涙で視界を奪い、激しい咳やくしゃみを引き起こし敵を無力化します。
FPSでは、視界を一定時間奪う効果で実装されます。
ゲーム内では、フラバンと同じような使い方をします。