"FPS用語解説"カテゴリーの記事一覧
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バフとナーフの意味
オンラインゲームでよく耳にする バフ と ナーフ の意味を解説します
バフもナーフも、ゲームのバランス調整で良く使われる言葉です。
バフ(buff)の意味
buffは、「磨く」「研磨する」と言う意味の動詞です。
語源は、磨き仕上げに使用する皮です。
日本語で言うと「強化」です。
ナーフ(nerf)の意味
nerfは、「弱体化する」と言う意味の動詞です。
語源は、オモチャブランドらしいです。
日本語で言うと「弱化(弱体化)」です。
バフ/ナーフを行う2つの理由
バフもナーフも主に2つの役割があります。
ゲームのバランスを調整
強すぎる武器やスキルが実装されたままだと、ゲームの公平性が保てません。
例えばValorantで、特定のエージェント(例えばJett)が強すぎる場合、ジェットプレイヤーばかり活躍する競技シーンになってしまいます。
ランクでも強いキャラや役割のプレイヤーはランクが上げやすく、それ以外でもゲームに必要なキャラを使うプレイヤーのランクは下がってしまいます。
このような不平等を減らすために、バランス調整のためバフやナーフが行われます。
ゲーム環境が固定化するのを防ぐ
メタが定まってきてしまうと、FPSゲームに実装されている要素の一部分しか使われなくなります。
APEX Legendsで例えると、マスティフが強かったら他のショットガンや近接戦で強い武器は使われなくなります。
こういう場合、別武器をバフしたり、強すぎる武器をナーフすることで、プレイヤーの選択肢を広くすることができます。
これは、ゲームを飽きさせない目的で行われます。
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サイトの意味と種類
サイトとは、銃を狙うときに使う装置のことです。
日本語だと 照準器 と言います。
バトロアFPS や EFTではサイトのカスタムが行え、プレイヤーによってどの銃を使い、どの銃
FPSゲームでは、等倍サイトと倍率サイトに分けて運用されてます。
等倍は近中距離レンジ、倍率サイトは遠距離レンジ
2つの銃火器が持てるゲームでは、
メインウェポンのアサルトライフル(AR)に等倍サイト、
サブウェポンにはスナイパーライフル(SR)やDMRで倍率サイトを乗せるといった具合です。
FPSゲームをこれからやろうという方向けに、サイトの種類と特徴を簡単に説明しておきます。
等倍サイトの種類
等倍サイトは近距離から中距離で運用するサイトです。ADSしてサイトを覗いても、目に見える対象の倍率が変わらないサイトです。
アイアンサイト(オープンサイト)
アイアンサイトとは、銃に標準で付いている照準器です。
オープンサイトとも呼ばれます。
銃の手前方向に凹形の突起物を置き、銃口付近に凸の突起物が設置されて、
凹の隙間から覗いて、AIMする対象に凸形状を合わせて撃つアイアンサイトが一般的なものです。
この前後の設置機器には凹凸以外にも様々な形状があります。
スコープを付けないこと、スコープを覗かないで撃つことを ノンスコ と言います。
アイアンサイトも ノンスコ に含まれます。
ドットサイト(レッドドットサイト)
サイトに照準用の赤い点が表示され、それを対象物に合わせてエイムするスコープのためレットドットサイトと呼ばれます。
FPSゲームでのレッドドットサイトは、シンプルな照準点表示が好きな人が好む等倍サイトです。
ドットサイトはホロサイトとよく比較されます。
ホロサイトに比べて ADS した際のレンズが小さくなります。
追いエイムする際に、対象物が筒の丸い縁の外に出ることもあります。
ホロサイト(ホログラフィックサイト、Holographic Sight)
ホロサイトはレーザーで四角い形状のレンズ上に、円と点が描写されるサイトです。
点は中距離でピンポイントをエイムするときに、
円は追いエイムするときに使いやすいサイトです。
また、ホロサイトは等倍サイトですが、完全な1倍ではなく1.2倍くらいの若干の倍率が設定されています。
一番の特徴は広いレンズで、ADSしながら追いエイムするときに、ホロサイトに描写された枠の中で行える広さがあることです。
機器自体が大きく、縁も幅が広いので、レンズの外にAIM対象が外れるとほぼ撃ち負けます。
倍率サイト(スコープ)
主に遠距離に運用されるサイトで、2倍から3倍、4倍、6倍〜と様々な倍率のサイトが実装されています。
ADSして、クロスヘア を対象に合わせて狙うサイトです。
レーザーサイト(レーザーポインタ、レーザー照準器)
レーザーサイトとは、直進する性質を持つレーザー光を直接目標に当てて狙う照準機のことです。
別名、レーザーポインタ、レーザー照準器、単にポインタとも呼びます。
可視光を使用したものでは、光線で敵が気付くことがあるため、目に見えない赤外線レーザーを使用し、ナイトビジョンで見るタイプもある。
サバゲーグッズなどで、IRと記載されているのがこのタイプ。IRとは、Infrared raysの略で、長波の不可視の光線、赤外線のことです。
通常の目で覗いてクロスヘアを合わせるサイトと異なり、腰撃ちのような覗かない姿勢でも狙いが付けられるのが特徴。その場合、初弾ヘッドショットのような精度は出せないので、連射可能なARやSMGで運用されることが多い。
高倍率のサイトと組み合わせるレーザーサイトも存在する。
サバイバルゲームで使うモデルガンのアタッチメントとしてのレーザーサイトは、ライト照射機能だけになっている。強いレーザーは、人間の目に当てると、視力障害のリスクがあるため規制されています。輸入品などで手に入れても、サバゲーでは使用しないように気を付けましょう。 -
FPSゲームのフルオートの意味
フルオートとは、トリガーを引いている間は銃弾を発射する銃のことを指します。
またその撃ち方のことをフルオートと言います。
1発ごとに レティクル が上に跳ね上がるので、フルオートの運用はリコイルコントロールが非常に重要です。
リコイルコントロールの意味は別記事「リコイル(recoil)の解説記事」を参照してください。
銃の機能としてフルオートは、マガジンの弾数すべてを撃ち出すことが出来ますが、一定数で撃ち止めることが多いです。
FPSゲームでは10発を超えた辺りからリコイルの難易度が高くなる仕様になっています。
トレーニングモード(BOT撃ち)などで銃の特性を確認しておきましょう。
通常は10発あれば 2キル獲れる弾数なので、ここで撃ち止めるのは理にかなっています。
キル獲って一息ついて、余裕があるならリロードも行います。
実際の銃でも、フルオートで撃ち続けると、バレル(銃身)が熱を持ち変形します。銃の寿命が短くなりますし、命中精度もさがります。なのでゲームは実際の銃をリアルに再現している使用です。
セミオートの意味
セミオートとは、トリガーを引くと弾が1発撃ち出されます。次弾も装填されます。
アサルトライフルは、フルオートからセミオートに切り替えられるようになっているゲームが多いです。
セミオートのことを「単発撃ち」とも呼びます
セミオート/フルオートは実際の銃でも採用されている切り替え機能です。
FPSゲームでのセミオート/フルオートの運用
ゲームタイトルによっては、セミオートで連打したほうが強いものもあります。
タップが早いプレイヤーはこの仕様を使いこなします。
「タップ撃ちの解説」
安心してください、タップが遅くてもFPSゲームは強くなれます。
実際、すべてのタイトルでフルオートしか使わないというプロゲーマーも多く活躍しています。
理論値はあくまで理論値ってことです。
タップ撃ちの速度を練習するより、フルオートでのリコイル と 追いAIM を鍛えたほうが活躍できる場面は多いです。
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前回、いわゆるチートについて解説しました。
ソフトウェアチートはプログラムチートと呼ばれる、不正なプログラムを使ったチートです。
チートには、これ以外にも数多くあります。
チート(Cheat)の意味については、前回解説した記事を先に読んでください
「【FPS用語解説】チートの種類(ソフトウェアチート)」
マクロ(macro)
キーボードやマウスにマクロと呼ばれる機能が付いたものがあります。
本来の用途は、一つのキーに複数の動作を登録し、パソコンを便利に使うことです。
FPSでもリコイル入れながら、単発撃ちを繰り返すようなマクロを使う有名プレイヤーもかつていました。
殆どすべてのFPSゲームでこの機能を使うことを禁止しています。特に競技シーンでは、使用者は技びしい罰則規定が設けられています。
一般のユーザーでも悪質な場合は、アカウントBAN・アカウント削除と言った罰則が下されるので、安易に使用しないでください。
スマーフ(smurf)
スマーフとは、本来の実力を隠してプレイすることです。サブ垢を使って低ランクで遊ぶことを指します。
ブースティング(boosting)
ブースティングとは、スマーフアカウントを使って、一緒にランクを行ったプレイヤーを勝たせる行為です。
スマーフとブースティングで最近起こった問題
Valorantのプロ(元プロ)が、サブ垢使ってVtuberとプリメイドでランク戦を行ったことが問題となりました。
CRのValorant部門の元プロ「Rion」さんやオーナーのCRおじじ、そのほかVtuberとZETA Division、CRのヴァロ選手が活動自粛とアカウント停止になった原因はこれです。
サブ垢プレイ自体は禁止事項ではないが、それでDuoや自分より低いレートのプレイヤーとランクマッチ。その時の指摘コメントにも、悪びれずあたかも正しい行為の様に対応し、厳しい罰則+自粛となりました。
言い出しっぺのRion(リオン)氏は、厳しい罰則が与えられました。また彼は過去に別チーム所属時に女性関係でトラブルもありました。結婚したし、問題児から大人になってほしいところです。
ゴースティング/スナイピング(ghosting/sniping)
ゴースティングとは、ストリーマーの配信画面をみて、敵チームのプレイヤー有利にゲームをプレイすることを指します。
海外では、スナイピング(Sniping)と呼ぶことが多いです。配信者はスナイプ行為を嫌い、ゲーム運営からも禁止されている行為です。今は、配信者が悪いなんて言うのは時代遅れです。
ハードウェアチート(Hardware cheat)
一番よくあるFPSゲームでのハードウェアチートは、クロスヘアを表示するものです。ほとんどのゲームではゲーム内の設定で出来る表示しか許可されていません。本来、腰撃ちはアバウトなものですが、モニターが中心にクロスヘアを表示することで、腰撃ちでも正確にエイム出来てしまいます。
マウスやキーボードの連射機能。FPS以外でも格闘ゲームなどでも使われるハードウェアチートです。人間の指では不可能な連射や操作をできる機能が付いたデバイスを使うことは禁止されています。
グリッチ(Glitch)
グリッチとは、ゲームのバグを意図的に不正利用することです。大会運営やゲーム運営で個別に禁止される行為があり、その利用は禁止されます。
チーミング
インキュー開始時間を合わせて、同じマッチで敵となったプレイヤー同士が、敵なのに協力し合う事
バトロワ系のFPSゲームでたびたび見られる不正行為
ランクを上げる目的や、ゲーム内の勝利報酬、愉快犯など様々な目的で行われる
フレンドリーファイヤー(FF)
ワザと自チームの味方を撃ち殺す行為
・愉快犯
・ゲーム内アイテムを不正に奪う
出来ない仕様になっているFPSゲームも多い
PUBGやEFTは、FFが行えてSNS上で問題になる。
出来るゲームで一緒に遊ぶプレイヤーを掲示板やSNSで募集する際は十分に注意し、自衛しましょう。
チート以外の迷惑行為
チートまではいかないが、コニュニティ衰退を招く様な迷惑行為やマナー違反
トロール行為
ワザと負ける様な行為
・銃を構えず敵に突っ込む
・全体チャットや全体VCで自チームの位置を報告する
・チームの輪を乱す行為
・チームの勝利につながらない自分勝手な行為
死体撃ち
キルした相手の死体を撃ち続ける行為
FPSゲームは、デス後も視点が残っていたり、キルカメラが見れるゲームが多いため、相手を煽るために行われる。
日本のゲームコミュニティでは非常に嫌われる行為です。
プロレスのようなエンタメ要素としてとらえる人が多いため、海外ではそこまで大きな問題にならない。
【関連記事】 FPS用語解説 チートの種類(ソフトウェアチート)
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ボトルネックの意味
ボトルネックとは、物事の進行するうえで、妨げとなる要因のこと。
生産管理やプロジェクト管理、ネットワーク技術などでよく使われる。
液体の流量が、最も狭い場所に依存することからくる。
何かが故障して、生産ラインが止まるようなものをボトルネックとは言いません。
機能としては正常だが、原材料の調達量が不足していたり、在庫を管理する倉庫が小さいなど、計画していた生産能力が出せない様な原因のことをボトルネックと呼びます。
FPSゲーム界隈でもボトルネックと言う言葉はよく使われます。
ネットワーク回線で使われるボトルネック
10Gbpsの回線に契約しても、ルーターが100Mbpsまでしか対応できていない場合、回線速度は遅い機器に合されます。これもボトルネックの1つです。
FPS値で使われるボトルネック
モニターのリフレッシュレートでも同じことが言えます。
グラボをGTX3080を購入して高スペックPCを使っても、
モニターが144Hzまでしか出ないと、FPSは 144 までしか出ません。
この場合は、ゲーミングモニターがボトルネックになります。
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