ゲームのBANの種類で「ハードウェアBAN」について解説
「ハードウェアBANってどういうもの?」「HWIDって何のこと?」「どのゲームでHWID-BANが実装されているの?」
ハードウェアBANの意味
ハードウェアIDとは、Windowsがパソコンを識別するのに使用しているIDの事です。今のWindowsは一つのライセンスで1つのパソコンで使うようになっています。
そのIDを使って、チーターなどの不正プレイヤーを排除したり、人種差別や暴言が酷い悪質なプレイヤーを強力に除外するのが ハードウェアBAN です。
「HWID-BAN」「ハードウェアIDバン」とも呼ばれます。
通常のアカウントBANとの違い
一般的な アカウントBANは、アカウント作り直しで対応できてしまいます。
以前主流だった IP BANも、VPNを使ったり、Proxyを通したり、プロバイダーを変更することで比較的容易に対応できてしまうのが問題でした。
ハードウェアIDバンは、パソコン本体を買い換えなければ対応できない為、非常に効力の高いBANです。
ハードウェアBANを実装しているFPSゲーム
最近のFPSゲームはほとんどが実装されています。ただし、運用として機能しているかは個々のゲームのサポート体勢によります。以下は、私がプレイしている範囲で分かることを書いておきます。
・APEX Legends
かなり初期から実装している。しかし、APEXは そもそもチートの検知能力が弱いのと、運用・サポート体制が貧弱のためBANが進まないのがネック。
・Valorant
ヴァロラントの開発・運営するRIOT GAMESは、League of Legends でほぼチーター0と実績があります。チーターもほとんどいないです。人為的な悪質なふるまいにも厳しく対応してくれていて、段階的に細かいペナルティーが設定されており、しっかり機能しています。
参考文献:RIOT GAMES VALORANTサポートページ「ペナルティーとアクセス禁止に関するFAQ」
ライアットはこの部分に 多くのリソースをかけていて、
悪質なユーザーは、引っ越しや PCを変えても、すぐに対応されます。
これを ID-BANと呼んでいて、WebやSNS・配信サイトをも監視対象になります。通常のハードウェアBAN以上に厳しい対応です。
・Escape from Tarkov (EFT、タルコフ)
IP BAN、HWID BANともに実施していると運営が発表しています。ただし、エペ同様に検知制度が低く、プレイヤーの報告に頼っている状況です。イタチごっこも今のところチーター側二追いついていない状況です。
・PUBG
PUBGは、初期はかなりチートが多かったですが、今はかなり少なくなっています。
ハードウェアBANも実装されていますが、他のゲームと比べ 中国で大人気のゲームなので完全に撲滅するのは難しそうです。
PUBGも通報システムがありしっかり機能しています。ただし、これは賛否があり、クラッチプレイを連発していると誤BANされることがあります。チーターはかなり減るのですが、誤BANされるとやるせない気持ちになります。
参考文献:PUBG公式 アンチチート開発レター
ハードウェアBAN自体は非常に強力な制限をかけるものですが、
上記のように 不正プログラムを検知するプログラムや、BAN運用の体勢が不十分だと、効力がユーザーには見えないのが残念なところです。
これ以外にも沢山 ハードウェアBANが導入されているFPSゲームがあると思います。管理人がメインでプレイしているゲームのみ記載しました。他のゲームはよく分からない状況です。情報提供お待ちしています。
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