"FPS用語解説"カテゴリーの記事一覧
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FPSゲームの索敵、遠距離での撃ち合いで重要な「マズルフラッシュ」について解説します。併せて、銃口に取り付けるサプ、フラハイ、コンペンと言った制御機器についても説明します。
マズルフラッシュと銃口アタッチメント
マズルフラッシュの意味
銃弾を発射する際に発生する閃光のこと
ゲーム内では、遠距離射撃された際に、敵の位置を特定する情報になります。
この記事の後半では、マズルフラッシュ(発射炎)を抑えるフラッシュハイダーについても解説していますので、最後まで読んでください。
マズル(Muzzle)とは、日本語で言うと「銃口」のことです。
FPSゲームでは、銃口に様々なアタッチメントを取り付けられます。
次の項目でその種類と役割を解説します。
銃口アタッチメントの種類
フラッシュハイダー、フラッシュサプレッサー
主に マズルフラッシュ(発射炎)の発生を抑制 を目的とする装置です。
英語では「Flash suppressor」が一般的ですが、「flash hider」「flash guard」「flash eliminator」「flash cone」など様々な呼び方があります。FPSゲームでは、消音装置のサプレッサーと混同を避けるため「フラッシュハイダー」などの名称が採用されることが多いです。
また、あまり一般的ではありませんが、日本語では「消炎器」と呼ばれます。
ゲームでは、「フラハイ」と略すプレイヤーも多い装備品です。
サイレンサー、サウンドサプレッサー
主に 発射音の抑制 を目的とする装置です。
単にサプレッサー(suppressor)とも呼ばれ、映画などでも頻繁に登場するので、銃火器に詳しく無くても知っている人が多い名称です。
イギリス英語では「サウンドモデレーター(sound moderators)」が使用されます。
日本語では、「消音器」と呼ばれます。
「ファイヤーアームマフラー(firearm muffler)」と言う名称もあります。
ゲームでは、「サプ」と略すプレイヤーが多い装備品です。
マズルブレーキ、コンペンセイター
主に 発射時の銃の反動(リコイル)を抑える 目的とし、銃口に取り付ける装置です。
一般的な銃火器や軍事用語では、muzzle brake(マズルブレーキ) を使う事が多いようです。
対して、compensator(コンペンセイター) は射撃競技で使われ、特にピストル(ハンドガン)にの制動装置を表すようです。
ゲームでは、「コンペン」「コンペ」と略すプレイヤーが多い装備品です。
この3種類は、仕組みはほとんど同じで、発射時の燃焼ガスを後方に逃がす機構です。
なのでメインの効果によって名称が分けられますが、
バランスよく複数の効果を実装した装置も多いです。
EFTなどのローグライク要素があるFPSゲームでは、銃のカスタムが魅力です。銃口(マズル)に取り付けるアタッチメントでリコイル・銃声・マズルフラッシュなどの性能をカスタムする面白さがあります。
PUBG や APEX のバトロワでも武器アタッチメントが豊富で同種の楽しさがあります。 -
FPSゲームのVCでよく聞く「カバー」の意味について解説します
カバー(cover)の意味
カバーとは、
味方を援護すること
ピンチの味方を助けること
味方のミスや撃ち合い負けたのを取り返すこと
です。広く「助ける」ことをカバーと言えるのでとても便利な言葉です。
ただし、和製英語なので注意が必要です。英語で会話するときには伝わらないリスクもあります。
他の言い方も覚えておくと、ランクマッチで海外のプレイヤーとマッチした時に円滑にコミュニケーションできます。英語圏でよく聞くのは、help、assist、followなどを状況によって使い分けます。
あまりcoverは使いません。意味は通じると思います。
使用例)
・カバーして(撃ち合いの補助を依頼する、クリアリングの補助を依頼する)
・カバーする(味方の行動を補助する)
・ナイスカバー(ミスを助けてもらったときなど)
といったように使います。5対5のFPSなどは、カバーのポジションは少しずらした位置を取ったり、タイミングをずらすことが多いです。
それ以外にも、射線を増やすための位置取りに ラーカー や タレット 、スプリット という用語があります。
別記事で解説していますので併せて読んでみてください。関連記事
・FPS用語 フランカーの意味
・FPS用語 タレットの意味
・FPS用語 スプリットの意味
・FPS用語集 -
FPSの競技シーンでよく聞くチョークポイントについて解説しまます
FPSの立ち回りで重要なチョークポイント解説
チョークポイント(choke point)とは
choke pointの語源は、海上交通・海上物流で使われる言葉で、戦略的に重要な海上水路を指します。重要な航路が収束する部位、スエズ運河やパナマ運河などです。
FPSゲームで使われるチョークポイント
狭い通路、1本道の様に通るのにリスクがある場所を指します。相手チームはそこで待ち伏せし、有利に戦闘を行う事が出来るポイントを指します。
通る際に人が密集するので、索敵不要、照準も容易、スキルもまとめて当てやすいポイントになります。
・PUBGの橋
・APEXのトンネル、
・VALORANT・CSGO・R6Sなどの爆破でも、マップ上狭い通路、1カ所しかない出入り口、遮蔽の無い通り道
チョークポイントをチームメンバーで押さえこんで、敵を待ち伏せし、一方的に勝利しましょう。
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FPSで使われるランドマークの意味
ランドマークとは、バトロワFPSでチームが最初に降下する場所、またファームするためエリアを指します。PUBG(PUBG mobile) や APEX Legendsでよく聞くFPS用語です。
競技シーン前提のスクリムでは、ランドマークは事前申告制で申告外の初動ムーブをすると罰則があるスクリムも存在します。観戦側もルールを知っていると楽しめるので、事前にチェックすることをお勧めします。
事前にランドマークが決まってないと、序盤のつぶし合いが発生し、そのチームは共倒れになるからです。
⇒ FPS用語解説「ファーム、漁り」
「ランドマーク争い」ってどうこと?
ランドマーク争いとは、ランドマークが被ったチーム同士が戦闘することです。自分たちの降下ポイントを撃ち合いで勝ち取るという、プライドバトルです。
国際大会では、出場チームは自国のリーグで使っていたランドマークがありますが、当然被りができます。それを事前のスクリムで主張して戦うことです。
ランドマーク争いのことを「プライドファイト」と呼ぶこともあります。
プライドファイトについては、別記事で解説してます。併せて読んでください。
⇒ FPS用語解説「プライドファイト」
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FPSでも細かいテクニック「息止め」について解説します。意識しなきゃダメな場面も説明していきます。
息止めってなに?
息止めとは、通常の ADS からもう1段階 レティクル の振れを抑える動作です。
ゲームのキャラクターが息を止めることで、通常は呼吸で上下する肩や胸の動きを抑えます。
実際の射撃では、息を止めて緊張するのではなく、息を細くゆっくり吐きながらエイムを合わせるらしいです。ゲームでも息止めと言う名前ですが、実際は息を吐いているのかもしれません。
PUBGなどは、明確に「息止め」と言うアクションが設定されているゲームもあります。
明確なコマンドが設定されていないFPSゲームでもADSに息止めの要素が大抵入っています。スコープを覗いている時間が長くなると、レティクルが上下左右にふらふらと揺れる様になっています。
勝手なイメージですが、CSGO や VALORANTのようなストッピングが重要なゲームは、息止め要素のゲームへの影響が少ない印象を持っています。
FPSゲームで息止めが重要なシーン
スナイパーライフルで狙撃するような、ゆっくりエイムを置いて待ち構える様な場面で考慮すべきキャラコンです。敵が見えてる場合は、飛び出しなどの駆け引きの方が重要になりますが、敵が見えておらず、遠距離で待ち構える場合は、息止めがあるのでずっと構えていられないので、適度に息止めを解放しながら敵を狙う必要があります。
敵が中々止まってくれずに、息止めが続かずやきもきするのもFPSゲームの楽しみの一つです。